~オバの家のピィちゃんの場合~
学校から帰って来たら、オバが家の中で行き倒れていました。
今日もリビングの床の上—――。
(この初回のエピソードは、↓↓↓です)
私(コトコ)ももう慣れたもので、「寝かせておいてあげよう」と放置。
すると、しばらくして、オバ(ちぃちゃん)の声がしました。
オバ「‥‥なんで?」
起きたのではなく、うなされているようです(←これは初めてのパターン)。
「ちぃちゃん! ちぃちゃん!」と肩を揺すると、オバは目覚めてひと言。
オバ「こわかった‥‥」
コト「夢?」
オバ「そう。ピィちゃんが巨大化していて
追いかけてくるのよ」
ピィちゃんというのは、オバ夫のキスケさんが飼いはじめたコザクラインコ(女の子)。
子どもの頃から鳥恐怖症のオバでしたが、キスケさんが亡くなってからは徐々に距離を縮め、今では、少なくとも1日に1度はカゴから出して、ゆったりふれ合いの時間を持つほどです。
クリクリまん丸の目。人懐っこい仕草。
見ているぶんには可愛いのですが、オバのピィちゃんは噛み魔で、隙あらばカミカミしてきます。これがまた痛いのなんの(;´Д`)
なので、私に向かって飛んできて肩でも手でも止まられると、固まってしまいます。
オバ「やーねー。こわくないでしょ」
コト「こわいよ~、(ピィにかまれると)
メチャ痛いんだもん」
ひどい時は、皮膚に穴が開いたり、出血したり!
コト「ちぃちゃんだって、痛いでしょ」
ピィちゃんはオバにもカミカミします。
キッと攻撃的な目になって本気噛みしてくるのは私にだけですが—――。
オバ「痛くないわよ。甘噛みだもの」
コト「甘噛み~???」
オバ「そうよ。ただ、加減がわからないだ
けよね、ピィちゃん。
痛くなんかないわよね~」
と、絶対に痛くないはずがないものを痛くないと言い張るまでピィちゃんを溺愛して、鳥恐怖症は完全に過去のものヅラ(笑)していたオバですが、
コト「ハハ~~ン、
やっぱりこわかったんだな~」
オバ「何が?」
コト「ピィちゃん!
夢の中で巨大化して追いかけられた
んでしょ」
コト「想像すると、こわいわ~💦
恐竜の子孫だもんね、ピィちゃん。
そんな子に追いかけられる夢みるん
だから、潜在的にはやっぱり‥‥」
オバ「いえ、こわくないわよ、まったく」
コト「ふ~ん、そーゆーことにしといてあ
げてもいいけど、噛まれると、それ
はやっぱり痛いよね?」
オバ「痛くないわよ」
もう!
変なとこ頑固なんだから(~_~;)
でも、オバは、自称、ピィちゃんのお母さんというくらい可愛いがっているので、これ以上とやかく言うのはやめておきます。