地味女子コトコの絵日記

私は用心深ーい地味女子です。 どうしてこうなった? →ヒント:オバ

【7】英語が話せるようになった80歳のおじいさんの話

~英会話力ほぼゼロ。からスタートしたもよう~

先日、雨降りがひと休みした時、オバと一緒に大型書店へ出掛けてきました。
歩いて30分くらい。運動がてらにちょうどよい距離です。
私は目的の書籍を購入し、上のフロアへ向かったオバを探しに行きました。

‥‥‥あれ?
ちぃちゃん、誰かと話してる(*_*)

英語を話す日本人

そのおじいさん、見かけは日本人なのですが、話しているのは英語。
ネイティブスピーカーの英語という感じはしませんが、日本語なまりという感じもしません。
日本人じゃないのだろうか???

私に気づいたオバが、おじいさんのことを「ここでバッタリ会ったの」と説明。
そして、おじいさんに私を紹介しました。

姪を紹介する

「私の姪です」「おお、コトちゃんですね。会えて嬉しいです」

私の名前、知ってる!
なにこの謎展開(;’∀’)
しかし、オバとこのおじいさんは知り合いらしい、ということは理解しました。

 

(注)以後、緑文字の日本語は、英語だと思って下さい。
ジイ「はじめまして、私はS。
   あなた達と同じ町内に住んでます
コト「住んでるんですか?」
旅行とかじゃなく? という意味で聞いてみました。
ジイ「はい、生まれてこの方80年」
コト「じゃ、あの、やっぱり、
   日本人ですよね?」

生粋の日本人

「はい、生粋の日本人です」

コト「じゃ、なんで英語?」
ジイ「ハハハ、彼女(オバ)とは英語しか
   喋っちゃいけないんです」
オバ「ねっ、約束なので(*^_^*)」
コト「約束?」
ジイ「実は、私、彼女(オバ)の
   生徒なんです、英会話の」
ちなみに、オバは翻訳(E↔J)の仕事はしていますが、これは初耳!
コト「えーっ、ちぃちゃん、
   先生やってたの?」
オバ「先生というか‥‥」
ジイ「私が頼み込んだんです、
   半ば無理やり(笑)」

おじいさんは、オバが英会話の先生になったいきさつを教えてくれました。
2年程前、スーパーマーケットで買い物中に、外国からの旅行者に話しかけられたオバは難なく英語で応じていて、その一部始終を見ていたおじいさんは感心して思わず「流暢な英語ですね」とオバに声を掛けたそうです。

おじいさんは海外旅行に行った時などガイドなしでどこでも行ってみたいと、きっちり1年間英会話学校に通ったものの挨拶の域を出ずに挫折。

ジイ「清水の舞台から飛び降りるつもりで
   一発奮起してみたけど、
   この歳でしょ、やっぱりもう無理な
   んですよね」
オバ「いえ、無理じゃないのでは?
   取り組み方がよくなかったのかと」
おじいさんは少しカチン(-“-)ときたそうですが、一方で希望も感じたとか。
ジイ「では、どのように取り組めば
   いいんでしょう?」

オバは大人になってからアメリカとイギリスへ留学していますが、それ以前に普通の生活で困らない程度には英語が話せていました。
おじいさんへの答えは、そんなオバ自身の英語の取り組み方。

ジイ「それ聞いて、もう一度チャレンジし
   てみようと思ったわけです。
   なにしろ目の前でペラペラ喋ってた
   人の言うことですし、説得力あるで
   しょ。
   それで私の英語の先生になってほし
   いと言ってみたんです。ところが即
   座に断られまして」
コト「あ、そこで半ば無理やり頼み込んだ
   んですね?」
ジイ「そうです。そこをなんとかって(笑)
   しかし、私にとっては運命的な出会
   いでした✨」
おじいさん、ここまでずっと英語で話しています。
オバとの出会いがきっかけで、英語がこれだけ話せるようになったのなら、運命的な出会いと言っても過言ではないのかも。
おじいさんは話がひと段落ついたところで、「では、私はこれで。お二人の時間を邪魔してもいけないですし(^_^)/」とエレベーターへ乗り込んで行きました(きれいな去り際!)。

おじいさん、オバの前では、まったく、ひと言も、日本語を喋りませんでした。
すごい! 徹底してる!
コト「武士に二言はないって感じ?
   カッコイー! 顔こわいけど」
オバ「ふふ。でも、あれで甘党なのよ。
   レッスンのたびに美味しいスイーツ
   くださるの」
コト「あっ!」

おみやげ
ときどきオバが超絶美味しいスイーツを頂いて来るのは、Sさんからだったのか―――。

英語ペラペラの武士
80歳のSさん、英語ペラペラでスイーツ好きの武士!
じとじと雨降りの合い間に出会ったのは、オバの生徒さんという、とってもカッコイイおじいさんでした(≧▽≦)💗

※長くなってしまったので、ここからは、オバとおじいさんの英語レッスン法に興味のある方に読んで頂ければと思います。

《オバとおじいさんの英語レッスン法》
おじいさんが通っていた英会話学校は、1コマ1時間。マンツーマンと少人数クラスをそれぞれ週に1度ずつ。これを1年間休まず続けて、結局、挨拶ぐらいしか話せるようにならなかったということです。

で、オバが予習復習はどの程度していたのか伺ったところ、おじいさんの答えは「宿題はちゃんとしていました」と。
でも、宿題だけ。テキストのダイアローグを訳して、覚えただけだったそうです。

オバいわく「英語を話すのは難しくないんだと思うの」
何故なら、英語圏で生まれ育った人は皆、自然と話せるようになるから。
オバ「コトちゃんも自然と日本語が話せる
   ようになったでしょ」
それは、赤ちゃんの頃から(もっと言えばお母さんのおなかの中にいた頃から)、周囲の言葉を毎日たくさん聞いていたから。
オバ「そうするうちに言葉として聞けるよ
   うになったら、その言葉が口から出
   てくる。
   で、少しずつ話せるようになるの」
逆に言えば、聞けなければ、話せない。だから、まず、何度も何度も繰り返し英語を聞いて、言葉として聞けるようになるまで聞く。

オバ「歌だって、何度か聴かないと歌えな
   いでしょ。それで歌えるようになっ
   たと思って一人で歌ってみるとやっ
   ぱりちゃんと歌えなかったりするで
   しょ。自分が思うほどしっかり耳に
   残ってないからじゃないかしら。
   聴く回数が足りないのよ。ちょっと
   やそっと聴いただけじゃダメってこ
   とよね」

というわけで、オバはおじいさんに、1日1時間は英語を聞くことと、1日1時間は英語のドラマや映画など観ることを薦めたそうです。

◎1日1時間英語を聞く。

→英語のネイティブスピーカーが公開している無料動画の中から、オバが適当と思われるもの(単語や短いセンテンスなどが繰り返される)を幾つかピックアップ。その中からおじいさんが好きなものを選び、その1つの動画を何度も続けて聞く。そして、動画の音声と同じように言えるようになったら、次の動画へ。

◎1日1時間英語のドラマや映画などを観る。
→少なくとも5回は字幕なしで観て、こんなことを言ってるんだろうなあと、なんとなくでも意味がわかるようになったら字幕を付けて観る。しっかり理解できたらまた観て登場人物と一緒に話してみる。

合わせて1日2時間を毎日ですから、かなりタイヘンですよね。
だから、無料動画もドラマや映画も、おじいさんが好きなものを選んでもらったということです。

それで身についた英語力を試すのは、オバとの月1レッスン。
おじいさんがオバの薦めた通り、『聞く/観る』を毎日続けてくれているのは、明々白々だったとか。
オバ「だって、そのたびにメキメキ話せる
   ようになっていて、1年経つ頃には、
   込み入った会話じゃなければ普通に
   喋れてたと思う」
コト「へぇ、Sさん、スマホ使ってるのか
   な? イアホンで聞いてたり? 
   若いね」
うちの祖父はスマホが使えず、いまだにガラケーなんです💦
オバ「でも、私が若い頃は、テレビの講座
   をリアルタイムで見たり、カセット
   テープとかウォークマンとか。それ
   だってあの頃は便利だと思ってたけ
   ど、なんなの、ビデオとかスマホで
   動画とか! 
   今はほんとラッキ―よ(´―`)」

とはいえ、やっぱり、Sおじいさんがスゴイ!と思います。
約束を守り通す。
やり遂げる。
さすが武士です(^-^)